終結

訴訟が終結します。




和解と言う形で。




和解と言うと、両者が円満で納得の上を想像しますが、

世の中の訴訟での和解はおそらくほぼ違います。



少なくとも、医療過誤訴訟においては違うだろう。




医療過誤訴訟が、世間では難しいとされている理由として、



おそらく個室の中でのやりとりと、証拠としての資料が医師側にあり、

原告側は不利であるという理由からだろうか。




実際の医療過誤訴訟は、原告側の勝訴が難しいかというと、そうではなかった。



少なくとも、うちの場合は違かった。




このまま判決になると、原告側であるうちが勝訴することを裁判官からほのめかされていた。






でも、難しいなと感じたのは、



こちら側は弁護士費用が自腹であり、向こう側は保険会社持ちなのだ。



なので、向こうのリスクと言えば、原告側から言わせると、何もない。





例えばこちらは今回弁護士費用報酬や実費等に100万以上かかり、向こうはゼロ。



こちらは弁護士選びだったり、自分で証拠資料の為に色々足を運んだり、
それにより嫌な思いもたくさんした。




ただでさえ傷ついているのに、それを追いうちかけるように悲しい思いもたくさんした。




医師の世界は狭く、横とのつながりがある為、どの病院も訴訟には関わりたくない為、協力を
得る事は不可能で、証拠探しが大変だった。



なので、自らも医学書を読んだり、医師兼弁護士と一緒に考えながらの訴訟となった。






しかし、なぜ和解という形になったのか。



口頭弁論を終えた段階で、勝訴の見込みが十分あっても、和解に応じなければならない理由。








それは、今後こちら側が勝訴したとしても、病院側が控訴する可能性があるからだ。



被告は当然のように保険会社が弁護士費用等を持つ為、患者に訴訟を起こされても
簡単に控訴に踏み切れるのだ。




そして、医療過誤訴訟といえば、簡単なものでも、うちが1年半以上かかったように


控訴されればまた長い月日がかかる。そして、控訴された場合の費用は自分持ちだ。





例えば高等裁判所でまた原告である私たちが勝訴を得たとしても、恐らく病院側は再び控訴する可能性がある。


次は最高裁判所での判決だ。



そうなると、また同じように月日と裁判費用がかかる。



嫌な過去と何年も向き合い、それだけでなく相手の理不尽な主張とも向き合わなければならない現実。





病院側は、変わらず弁護士にある程度任せてしまえばいいわけで、
そして訴訟費用も保険会社が払うため、訴訟を継続するデメリットと言えば歳月だろうか。



そして、気になるのは恐らくその訴訟内容が世間にばれることだろうか。







そこで、医療過誤訴訟というものは和解というケースも多いのだ。



非公開を条件にして。





そもそも訴訟を起こされた病院に行きたい人はいるのだろうか?


おそらく多くの人が訴訟内容を見たら、もし自分だったらと考えた場合、震えずにはいられない。





どんな内容なのかも知りたいだろうし、その病院名だって、普通だったら知りたいはずだ。



でも、実際は訴訟を起こし、長い月日と訴訟にかかる労力、金銭的負担、

何よりも精神的な負担を考えると、和解に応じてしまう事も多い。






和解になり、多くが非公開条項を出される事で、医療過誤という実態そのものが

闇に葬られ、世の中には知れ渡らないのだ。




だからこそ、何も知らない人たちは、医療過誤訴訟は難しいというイメージがそのまま

定着しているのかもしれない。





情報がなさすぎる原因の1つに、結局こう言った和解のケースで終わってしまい、世の中に情報が伝わらないのだ。






これは医療過誤かもと思っても、普通の弁護士ではわからず、扱えるものではないし、

何より非公開条項によって、世の中に情報が行き渡らない。






病院も、非公開にされることによって、自分の病院の名誉は傷つくことはないし


情報は医師会どまりとなり、



情報が行き渡らない事で、他の病院で似たような事例を未然に防ぐ抑止力にもならないのだ。



医療の向上にもつながらなければ、患者側も実態について何も知らないまま。








それに、お金の為に訴訟を起こしたわけではなくても、

結局訴訟というのは、裁判官が客観的に金銭で判断するだけの場なのだ。









そもそも原告勝訴の判決がくだされても、被告本人は少しも悪いと思わなければ
何も意味がないのだ。




実際、私の訴訟相手の被告側である医師は全く悪いとも思っていないのだ。




彼は、裁判官と相手の担当弁護士と医師会からこのままだと敗訴になるので
判決前に和解を説得され、非公開条項をつけて和解金を保険会社が支払うことで、
今回の事は何もなかったことにしようという話だ。




そして原告である私も、同じように裁判官と自分の担当弁護士から、今後の月日や費用の観点から
和解を薦められた。





裁判というものは公開主義なわけで、誰でも見たり聞く事ができるものなのだ。



今までも医療過誤訴訟を起こした人は情報開示をしようと、訴訟を起こした人もいたのかもしれない。



でも、非公開にするというのが常識的であり、こちらの担当弁護士も公開することを禁じてきた。


当初の目的がぶれてしまった。






その病院では、何事もなかったかのように、何も知らない人たちが、普通に病院に通っているのだ











医療過誤を検索をしてこの記事を目にする人もいるかもしれない。


ここまで読むと、もしかしたら訴訟に対して後ろ向きに思う人もいるかもしれない。


でも、私は訴訟を起こした意味はあったと思ってる。


向こう側が裁判官が示した和解金を払うということ(例え保険会社であれ)は、

本人がどう思っているかは別として、自分の非を認めざるを得なかった事実には変わりない。




そして、私からのアドバイスとして弁護士選びは重要だということ。


決して広告だけに惑わされず、医療訴訟を売りにしているから、

あるいは広告を出しているからと言って、本当に医療訴訟に強いかと言うと違う。


判例すら調べようともしない弁護士もいた。



医療訴訟は、普通の弁護士では扱えなく、判断も難しい。






そして言える事は、


訴訟の結果が勝訴であろうとどんな形であれ、満たされる人はいないという事実。


訴訟が起こる前の状態になるわけではないから。







それでも、私にとって訴訟を起こした意味はあった。











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by つっこママ  at 22:44 |  未分類 |   |   |  page top ↑
プロフィール

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Author:つっこママ
~~つっこ~~
9歳。
平成19年8月18日生まれの黒パグの女の子
鹿児島キッズドッグハウス犬舎出身

~つっこママ&はじめちゃん~
つっこを迎える為に横浜に家を購入。お付き合い10年を経て結婚。只今19年目。

~ゆの吉~
4歳

~みー子~
2歳

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